トリオメンバー決定
Piano : 山中千尋
山中千尋 ピアニスト/作曲家/アレンジャー/プロデューサー
桐朋女子高校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科(ピアノ専攻)を経て米国バークリー音楽大学に留学。在学中より幾多の賞を受賞し、数多くの有名アーティストと共演を重ねる。
バークリー音楽大学を首席で卒業後、2001年10月にジャズピアノの名門レーベル「澤野工房」から第一作『Living Without
Friday』を発表、直後に大手CDショップのジャズ・チャートで一躍トップセールスをマークし、新人としては異例のデビューをかざる。
同時期から文化庁派遣芸術家在外研修員として一年間、アメリカでさらに研鑚を重ね、2002年12月にニューヨークの若手トップミュージシャンを従えた第二作『When
October Goes』をリリース。ジャズ・チャート初登場第1位となり聴衆から絶賛を受ける。
日本でのライブ活動も本格化し、2003年初頭に行なった「山中千尋 ニューヨーク・トリオ ツアー2003」の模様を伝えたTVドキュメンタリ「情熱大陸」(MBS系)ではその国際的な活動をさらに広く知らしめることとなった。
2003年8月には上記ツアーの大阪公演を完全収録したライブDVD『Leaning
Forward』を発表、その演奏と映像のクオリティの高さから、ジャズにおける映像作品の新しいすがたを提示、ポップスを含む全ジャンルのDVDチャートでベストテン内に初登場ランクインした。
ニューヨークを中心に世界各地で活動を続け、2004年1月には米NBCラジオ、カーネギーホールへ出演、5月には1年半ぶりとなる新作CD『Madrigal』を発表。
2005年1月にユニバーサル クラシックス&ジャズと契約。 8月に「情熱大陸 Special Live」(大阪公演)、「東京JAZZ2005」に出演、9月に待望のヴァーヴ移籍第1作『Outside by the
Swing』を発表。オリコンデイリーアルバムチャート(邦楽・洋楽全ジャンル)で初登場20位、各ジャズ・チャートでは前作・前々作同様初登場第1位をかざる。10月からアルバム発売ツアーとして、「ツアー2005~"Outside
by the Swing"」を全国各地で開催。
2006年9月、ヴァーヴ移籍第2作となる『LACH DOCH
MAL』をリリース、2007年4月発表のスイングジャーナル誌「第57回日本ジャズメン読者人気投票」<アルバム・オブ・ザ・イヤー>部門で第1位を獲得。
2007年8月にヴァーヴでの3作目『Abyss』を発表、iTunes Store、HMV、タワーレコード、アマゾン他各種のジャズ・チャートで第1位。
10月にはヴァーヴから初のライブDVD作品『Live InTokyo』をリリース(同年6月のツアー最終日を収録)、各ジャズ・チャートでの第1位はもとより、オリコンの全ジャンルDVDチャートで初登場第7位となる。
11月中旬より、「山中千尋 ニューヨーク・トリオ ツアー2007 "Abyss"」をイタリア~イギリス~ドイツ~日本で敢行。
2008年1月に『Abyss』がスイングジャーナル誌ジャズディスク大賞「日本ジャズ賞」を受賞。4月には同誌「第58回日本ジャズメン読者人気投票」<アルバム・オブ・ザ・イヤー>部門で2年連続第1位となる。
2月にピアノ~ギター~ベースによるドラムレス・トリオで故オスカー・ピーターソンに捧げた『After
Hours』をリリース、9月には最新作となる『Bravogue』を発表。両作品ともジャズ・チャート初登場第1位。
2009年3月、『AfterHours』が「第23回 日本ゴールドディスク大賞 <ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー>」を受賞。同月に『Abyss』がヨーロッパでもリリースされ、オーストリア、ドイツ、フランス、イタリアでライブ・ツアーを行なう。
5月から6月には、ニューヨークのトップ・ピアニスト10人の共演で開催される「富士通スペシャル 100 GOLD FINGERS」に参加。
10月に、今年生誕100周年を迎えるベニー・グッドマンへのトリビュート作『Runnin'
Wild』を発表。Amazon、タワーレコード、HMV、ビルボードジャパンなどの各ジャズ・チャートで第1位を獲得。また、群馬交響楽団の公演にて、「ラプソディ・イン・ブルー」を共演した。
2010年は2月のロシア~ヨーロッパ・ツアーをはじめ、ニューヨーク、日本と世界各地でライブ活動を展開。9月には「東京JAZZ2010」においてテリ・リン・キャリントンの「モザイク・プロジェクト」にスペシャル・ゲストとして参加、またピアノ・トリオ作品としては2年ぶりとなる新作『Forever
Begins』を発表する。アルバムの発売を受け、10月にはヨーロッパ、11月末からは日本でコンサートツアーを開催。
デビュー10周年となる2011年は、年初からソロ・ピアノによるコンサートをはじめ、オーケストラとの共演やアメリカ・ヨーロッパでのライブツアーなど各種プロジェクトが目白押しで、5月には米Deccaレーベル初の日本人アーティストとして『Forever Begins』が全米発売。リリース記念ライブをニューヨーク「Iridium」で開催。7月にはイタリアの「ウンブリア・ジャズ・フェスティバル」にてハービー・ハンコック/ウェイン・ショーター/マーカス・ミラーらによるスペシャル・グループのオープニング・アクトを務める。8月には新作CD『レミニセンス』を発表、「第1回
NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2011 "アルバム・オブ・ザ・イヤー"」を受賞。
Drum : John Davis ジョン・デイビス
1981年、ルイジアナ州レイク・チャールズ生まれ。6歳のときフロリダ州ジャクソンビルに引っ越すと教会にてドラムスをはじめる。瞬く間に才能を発揮するがそれは独学によるものだった。ノースフロリダ大学にて初めてドラムスについて学ぶこととなるが、そのとき所属したビッグバンドで幾多の賞を受賞して演奏も世界各地で行うこととなった。2004年にマンハッタン音楽院へ移るとともにニューヨークに活動の場所を移すとエリック・リード(P)のバンドをはじめ、ブライアン・ブレイド(ds)のフェローシップ・バンドのメンバーであるマイロン・ウォルデン(as,ts)のグループから現代ボーカル・ジャズの巨匠、カサンドラ・ウィルソン(vo)のバンドで活躍する。
Bass : 中村恭士
1982年、東京生まれのシアトル育ち。11歳でクラリネットとテナーサックスをはじめ、その後エレクトリック・ベースを手にし、ウッド・ベースを弾きはじめる。学生時代にはライオネルハンプトンジャズフェスティバルアワードルイアームストロングジャズアワード、他多数の受賞をする。2000年、バークリー音楽大学へ入学。2003年、名門ジュリアード音楽院のジャズ科で学ぶべくニューヨークへ進出。ラヴィニアジャズフェスティバル、ノースシージャズフェスティバル、モントレージャズフェスティバル、はじめ世界各地で演奏。ニューヨークを拠点にポーランドをはじめ、世界各地のミュージシャンとのレコーディングも行っている。